*ペットロス*
 僕にいろんな事を教えてくれ、甘えてくれたナナと子猫たち
2002年12月26日

今月の19日に、僕の可愛がっていた猫のナナちゃんはサッシが少し開いていたところから、外に出てしまいそれっきり帰ってきません。
 上の写真の親猫がそのナナちゃんです。

彼女は、昨年2001年の1月の始めに、うちの庭にやってきて日向ぼっこをしていました。(体長は15センチくらいだった)
その時、カゼで目やにで目はグチャグチャでした。
彼女は、その前の年に拾ったオス猫についてうちを尋ねてくるようになったのです。
オス猫が帰ってくるのを庭でじっと待ち、オス猫(しんのすけ)が鳴き声をあげて帰ってくると、喜んで近くに飛んでいきました。
日が昇るとやってきて、暗くなるとどこかへ帰っていきました。
何日かして、天気予報で夜は雪になると言っていた夕方、このままでは死んでしまうかもしれないので、捕まえることにしました。
ダンボールの箱を横にしておいて、そばに風よけに寄ってきたところを、そっと近づいてダンボールに押し込もうとしたのですが、失敗したのだけど、地面に落ちたところを引っ掻かれてもかまわないので、手づかみでその胴を掴んで箱に入れ、家に連れ込むことに成功。

 しばらくは家の中でも逃げ回っていたけど、オスのしんのすけがいるので徐々に慣れてきて 、僕の買ってきたおもちゃでも遊ぶようになり、すっかり家族になったのです。
しんのすけとはとても仲が良く、僕の布団に彼と一緒に2匹で寝ていました。

 やがて、ナナちゃんは妊娠し、昨年の9月に子供を3匹産みました。
出産当日の朝、僕の部屋の和机の下に入れておいたペットベッドの中から、起きた僕にニャーニャー声をかけるのです。
呼んでも出てこようとしないので、お腹が大きいからいよいよ産まれるんだな、それを知らせているんだって気づきました。

 そして、しばらく経つとハッハッと荒い呼吸を始め、身もだえして横になるとナアーと大きく声をあげ、片足を空へ持ち上げ、再びナアーと声を上げるとポロリと膜に包まれた赤ちゃんが、1匹出てきました。
お産は軽く、次々と3匹の子猫を産みました。
彼女は誰に教わってもいないのに、立派に出産し、愛情たっぷりに3匹の子を育てていったのです。

 それから数ヶ月後に、子供達がエサを食べるようになってからナナちゃんは避妊手術をしました。
可哀想だけど、うちにも経済的な理由とかそんなにたくさん飼えないので、やはり仕方なかったのです。
避妊してから少し太ったけど、その姿形も可愛く、甘えて僕に話をしてくれるようになりました。

 子供のうち、1匹のオスは貰われていき、今も元気にとても可愛がられて暮らしています。
その子は、顔に雫のような模様があったので、しずくと名付けられたのです。
他の2匹の子猫は今は大きくなって、家にいます。

 親のナナは、家から出ないで外を眺めている猫でした。
もう帰ってこないのかもしれないけど、僕は彼女のことを一生忘れないでしょう。
今、彼女を失った悲しみは大きく、毎日一回は涙が出てきてしまいます。
ナナちゃんを捜し求めて、もう何日も林や猫の集まっているところ、近所も廻ってみましたが、見つかりません。
名前を呼んでも答えてくれません。

 エサは、野良だったときに近所の猫好きの人が置いておいてくれた固形飼料に慣れ、ほとんどそれしか食べませんでした。
よりによって、こんな寒い時季にいなくなってしまうなんて、、、。
寒さが厳しいうえに飢えで死んでしまうかもしれません。
あるいは、もう事故にあってしまってこの世にいないから、呼んでも帰ってきてくれないのかもしれません。
浮かんでくるのは悪い考えばかりです。
どうしてなんでしょう?

 誰かが飼っていてくれるとか、エサをやっていてくれて寒さをしのいで、元気に暮らしていてほしいと思いますが、突然姿を消してしまった彼女を思い浮かべては、涙ぐむ有り様。
でも、サイトのページを開いたからには責任を持たなきゃいけないからと、辛いながらこのページを作りました。

ナナちゃん、生きていておくれ、幸せに長生きできたらいいのにね。
もし生きていたら、いつかきっと帰ってきておくれ。

 僕にとって、あまりに辛い現実です。
だからこのページは、いろんな事の中でもリンクはブランクに設定しておきました。
おそらく、すぐにこのページは消えるでしょうから。
ナナが見つかってこのページを消せるとどんなにいいだろう。

 ほとんどクロネコみたいに黒くって、お腹の方は白く、顔も少し鼻から三角に白くって、手足の先が白くって、どっちかというとひょうきんな顔のナナちゃん。
今は、お前のことばかり浮かんでくる。
お前は、臆病だったけど、僕にはよく近寄ってきて話をしてくれた。
たとえ帰ってこなくても一生忘れないよ。
うちに来てくれて、ありがとう。

僕は、今辛くてどうしようもありません。
悲しいのを忘れるために、サイトの更新をしてみました。
今僕は、重傷のペットロス症候群にかかっています。